手放せない本

母親が死んでから、持ち物を減らそうとかなり本も処分したのだが、これは外せない。傑作。
四季折々に取り出して読むし、我が家で普段食べない難しい食材が手に入ったときも参考にする。

「料理歳時記」辰巳浜子 中公文庫
料理歳時記 (中公文庫 M 41)

1977年初版という本だが、恐ろしくちゃきちゃきとした語り口で楽しませてくれる。浜子先生は、現在活躍する料理研究家、辰巳芳子先生のお母様。芳子先生の白髪、大変美しい。
構成は当然、春夏秋冬の順になっているので、今は夏を読む。
鰹、鯵、鮎、鮑、鱸と魚偏も並ぶ。
我が家の食生活は生協の配達に頼っているので、鮮魚が弱い。ちょっとこの本を読みつつ修行したい。