漢方とか鍼灸とかホメオパシーとか操体法とか

延々と続く健康ブーム。いろいろな療法が百花繚乱。この胡乱に見える業界を俯瞰して大づかみに理解できる、非常に希有な本。
看護のための最新医学講座 第33巻

看護師がメインターゲットだが、健康に興味のある一般の人にも適すると思う。全体像の把握、各論(かなり幅広い)、臨床応用となかなかの優れもの。このようなCAMをやってみたい、と思ったり実際にやっていたりしている患者は、医師には言いにくいが看護師さんには相談することがあると聞く。こういう本で理解が進めば、「そういうアヤシイのはやめといたほうがいいですよ」じゃなくて「そういう症状ならこれこれで改善できるかもしれませんよ」「こういう方法もあるんじゃないですか」とアドバイスできる看護師さんが増えてくれるんじゃないか。

各論で述べられているもの