脈診修行は続く

研修先のうち、病院の一カ所で先生のご配慮があり、同時に脈をとらせて頂けるようになった。感謝。

先生は質問しながらカルテを書くので、脈診も座位で。片方ずつとることになる。普段の触れ方と違ってくるのでちょっと混乱。

お世話になっている鍼灸院では、患者さんがベッドに仰向けの状態でとる。両腕をお腹に乗せて頂いて、左右を同時に触れる。学校の実習も仰臥位だった。

本当は、鍼が済んだ時点でもう一度、脈診できるとすごくいいのだけれど。
オットが住み込み弟子をさせてもらった韓国のドクター(韓医師。韓国では、医師国家資格が洋医師と韓医師に分けられ、業務内容も棲み分けている)は、
「治療を受けて、脈が良くなったところををたくさん触れていくと、悪い脈というものが分かってくる」と仰っていたそうだ。

研修先のうち病院二カ所では、置鍼後、看護師さんが鍼をとったらそのまま患者さんはお帰りになる、という流れだから、それは難しい。保険診療の病院では、たくさんの患者さんを見ていかないといけないから、これはどうしようもないことだ。自分で仕事を始めたら、ゆっくりじっくりとらせてもらおうと思う。